GW残雪期北アルプス表銀座〜常念山脈縦走
2017年のゴールデンウィークに北アルプス表銀座を縦走してきました。
雪山はこのレベルまでと考えていた赤岳(南八ヶ岳)、西穂高岳に登頂した2016/17の冬シーズンを終えて迎えたGW、ここ2年は奥秩父のテント泊だったので今年は雪が多めに残っていて状態も安定してそうな北アルプスに行くことにしました。
穂高駅からバスで中房温泉までアプローチ、登山口からまあまあの残雪、合戦小屋はかなり埋まっていてドリンク販売くらいの簡易営業でした。
合戦尾根を登るのは確か4回目なのですが1回しか登頂していない燕岳に今回は寄ることにしました。燕山荘前にザックをデポして空身で登頂。時間も早めだった事から山頂は空いていました。
可能であれば初日に常念のテント場まで行きたかったのですぐに縦走路へ。まだ夏道はほとんど出ておらず、小ピークを越えていくルートがキツかったです。画像の蛙岩は上部のスキマに潜る感じで通過。ザックは40リットル(もっと入りそう)でしたが背負ったまま通るのがギリギリでした。
一番キツかったのが大天井岳手前の直登。夏のトラバース道も意外としんどかった思い出があるのですが、冬道はかなりの斜度があり、午後で雪も中途半端に緩んでいたので登りにくかったです。
ハァハァついた…常念までは完全に無理なので直下の冬季小屋かテン場で一泊することにしました。
風が避けられそうな小屋裏に整地済みの場所があったので使わせてもらいました。この日は最終的にテントは4張りくらいでした。シェルターはヘリテイジのクロスオーバードーム、寝袋はイスカのダウン量450くらいのやつ。
とても良い天気の2日目、楽しみにしていた大天井〜常念までの縦走路は人も少なく雪道でもとても歩き易かったです。表銀座で一番オイシイ部分だと思います。
このルートは槍穂高の眺望が素晴らしいのですが景色があまり変わらないので若干飽きてきますね。
常念小屋で唯一売れ残っていたポカリを買って常念岳へ、三股からのルートと合流するとグッと人が増えてきます。半袖短パンの方もいました(山頂でシャッター押してもらいました)
常念岳に登頂。あまり風も強くなくてみなさん寛いでいました。
しばらくゆっくりした後は蝶ヶ岳方面へ、蝶槍手前の樹林帯は雪も深くて少し大変でした。
この日のうちに蝶の手前で横尾方面へ下山、横尾〜徳沢の間は作業道を通る感じでした。徳沢ロッジでお風呂に入ってキャンプ場で一泊して帰りました。