立山室堂〜雲の平〜新穂高
2018年お盆休みの北アルプス縦走。今回は不安定な天気予報…室堂への毎日あるぺん号は事前予約してあったので、一応3日分の食料を背負い、ルートは歩きながら決めていく事にしました。
バスは定刻よりも1時間ほど遅れて室堂着。8時すぎにスタート。結構強い雨が降っていました。初日は浄土山を越えて五色ヶ原〜スゴ乗越方面へ。写真は鬼岳の雪渓ですが、雪の上を歩くことは一切なく脇を通過できました。
雨もあがり霧も晴れてきた頃、五色ヶ原の手前で雷鳥さんがランチ中でした。
五色ヶ原山荘に到着。水は山荘で分けてもらうスタイル(無料)でした。ちなみに歩いて10分ほどのキャンプ場には水場があります。手作りおにぎり(150円)を購入しました。
越中沢岳付近、黒部湖が見えます。この先、しばらくは岩場のアップダウンが続きました。
15時前にスゴ乗越キャンプ場に到着。夏のアルプス縦走の際は、一般的な連休初日にどの登山口から来ても少し遠いキャンプ場まで来てしまうのが結構おすすめだと思っています(ヒュッテ西岳、天狗山荘、笠ヶ岳山荘、熊の平小屋、荒川小屋あたり)
夜は新月で、星が綺麗に見えました。
2日目はまず薬師岳を越えて太郎兵衛平まで行き、そこで雲の平へ行くか黒部五郎方面へ行くか決める事ににしました。
目指す薬師岳山頂は完全に雲の中。結局この山行中は標高2800m超のピークはどこも雲がかかっているような状態でした。
薬師岳を越えて標高2500mくらいまで下りてくるとガスも晴れて薬師峠のテント場が見えてきました。縦走する場合、水汲みやトイレは少し先の太郎平小屋ではなく、ここで済ませてしまうのがおすすめです。
太郎平でコーラを補給。本当はアルプスで一番美味しいと思っている軽食が食べたかったのですが、10時スタートとの事で残念でした。向かう先は雲の平に決めたので、薬師沢方面へ下って行きます。
一旦標高2000m以下まで下り薬師沢小屋へ。そこからつり橋を渡ります。
ここから標高2500mくらいの雲の平まで延々急登…雲の平へは裏銀座方面からのアクセスがおすすめです…
あとで軽食を食べにくる予定なのでテントの受付もその時にと考えて雲の平山荘を一旦スルーし、ちょうど12時くらいにキャンプ場に到着。
少し上の方になってしまいましたが平坦で水はけの良さそうなスペースに張れました。夜に結構強い雨が降ってきましたが浸水などはしませんでした。
14時頃に山荘で軽食。山小屋ランチでは珍しいトマトスパゲティ(1100円)。他にケーキや紅茶等のメニューも充実していました。翌日の天気予報は雨時々曇り。翌日予定していた赤牛岳〜読売新道はやめておこうと思いました。
日没頃に強い雨と遠雷。夜中に一度起きた時は満天の星空でした。
翌朝は雨。新穂高へ下山する事を決め、5時過ぎに小止みになった隙を狙ってテントを撤収して黒部源流方面へ。
今回投入したadidasのTERREX AGRAVIC。濡れた岩場でのグリップも効いて良かったです。僕の夏用シューズを選ぶポイントはネット通販(できればAmazon)で安く入手できるメーカーのもの。Amazonは型落ちではなく現行モデルが急に激安になるし、サイズ等合わなかった時には無料返品もできるのでとても便利です。
歩いてみたかった双六岳の巻道。今まで山頂ルート・中道ルートは歩いたことがあったので、合わせて3種類すべて歩くことができました。
双六小屋の軽食は営業時間も長くてメニューも豊富なので毎年のように利用しています。ここは現在開催されているトランスジャパンアルプスレースのチェックポイントにもなっているので、何名かの選手も食事中でした。
休憩後に小池新道を下山。新穂高温泉に入って直行バスで松本へ。駅前の小木曽製麺所で大ざるそばを食べてからスーパーあずさで帰りました。
今回、天候はイマイチでしたが最悪というわけでもなく、今までほとんど着た事がなかったレインウェアもやっと活用できて良かったです。