ささゆーの登山ブログ

急に山に登りはじめた

スキーバスツアーで雪山登山 (武尊山・唐松岳)

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 フルシーズン山に登りたいと考えると、雪は避けて通れないもの。そして、一旦雪山の雰囲気を味わうと、その魅力に取り憑かれてしまう人も多いと思います。

なるべく安全かつ便利な雪山というと、通年営業の山小屋やロープウェイがあるところと言われていますが、スキー場からアプローチできる山は見事その条件にマッチすると思います。

ということで、スキーツアーバスに乗って、上州武尊山北アルプス唐松岳に行ってきました。

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 いずれも僕が訪れたのは厳冬期を過ぎた3月。スキーハイシーズンと比べ少し安くなったツアーでWEB割・直前割といったサービスを利用しました。

 

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まず訪れたのは日本百名山の一座に数えられる武尊山(ほたかやま)。川場スキー場からのアプローチです。ここはスキー場内の歩行は原則禁止されリフトの利用が必須となっています。その面でもリフト券の付くスキーツアーはお得だと思われます。

 

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リフトトップに降り立つと、何名かの登山者が準備をしていました。ここ数年で川場から冬の武尊山に登る人が増加し、多い時には1日に300名ほどが入山するようです。そのためスキー場スタッフ等の案内も洗練され、ルートもトレースがしっかりして登りやすくなっています。ちなみに今シーズンからスキー場売店で山バッジの購入も可能に。

 

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 途中越えていく剣ヶ峰の斜面には階段状のステップも刻まれていました。多少アップダウンのあるコースです。

 

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 山頂へは1時間半ほどで到着できるはずです。この日の環境だとピッケルを使用するシチュエーションはありませんでした。

 

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 クラック等に注意が必要ですが、基本的にはとても歩きやすいコースでした。

 

 

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唐松岳長野オリンピック会場にもなった、白馬八方尾根スキー場から登ります。ゴンドラと2本のリフトを乗り継ぎ、八方池山荘からスタート。入山者も多く、写真も撮ってもらいました。バックカントリースキーヤーにも人気の場所らしいです。

 

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 まさに八方を見渡せる景観のよいコース。

 

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 幾つかのケルンが道標になってくれます。

 

Untitled拓けた尾根通しのルートは歩いていてとても気持ちが良いです。ただ、視界不良の時の道迷いには注意が必要になります。

 

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 山頂付近はなかなかの急登もあり、強い風が吹くことも多いようです。

  

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 山頂は360°の大景観。この日は風も比較的穏やかでいつまでも留まっていたいと感じました。

 

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 普段はそそくさと下ってしまうピストンコース復路でも度々足を止めシャッターを切ってしまいます。今までの登山で一番多い400枚近くの写真を撮影しました。

このように、装備を整え、天候の良い日であれば比較的気軽に楽しめる雪山もあります。逆を言えばコンディションの悪い時には難易度や危険性は別物になるはずなので、なによりも安全に気を使い、無理をしない範囲で楽しみたいと思っています。