冬期南八ヶ岳縦走
お正月に南八ヶ岳(赤岳〜横岳〜硫黄岳)に行ってきました。
元日のあずさ3号に乗って茅野駅へ。
美濃戸口行き10:25発のバス乗客は全員単独で計3名の世捨て人(自分含)
それでは行ってきます…いい感じの自家用車ならもう少し上まで行けます…
南沢というところを登って初日は行者小屋のテント場まで。
ほどよく雪が乗っていて歩きやすかったです。
テントはヘリテイジというメーカーのクロスオーバードームです。冬はどうせ中で結露が凍ってシャリシャリになるし何つこうても一緒や!と思ってこれにしました。マットがパンクしたのも相まってめっちゃ寒かったです。
あと5分寝かせて…と寝袋にくるまっていたらなんと9時過ぎスタートになってしまいました。テント泊の意味一切なしです。マジでそのまま帰ろうかなと思いました。
文三郎尾根というコースを登っていきます。テントにストックを置いてきましたが序盤はあったほうが良かったかもしれません。
目指す赤岳よりも難易度が高いとされる阿弥陀岳。夏に登った時も確かにきつかったです。冬は中岳経由のルートが比較的安全なようです。
やったー!独学単独行ということもあり冬は赤岳レベルまでと考えていたので目標達成?の瞬間です。
正月だし中途半端な時間なので山頂は3、4人くらいでした。
天気が良くて踏み跡があり、時間的余裕もあれば行こうと思っていた横岳〜硫黄岳方面に向かいます。寝坊したので時間は微妙でしたが…
横岳山頂付近はこのルートで一番危険度が高いです。逆方向から来られた人が途中で引き返していましたが偉い判断だと思います。
ということで横岳山頂です。この辺は全く人がおらず、ザクザクと雪を踏む自分の足音だけが聴こえてきて良かったです。ピッケルはペツルのグレイシャーライトライド、50cmのベーシックグレードで320gです。
最後の硫黄岳です。この辺は遮るものがないので風がものすごかったです。
赤岳鉱泉という小屋まで下りてきました。ここからテントを張りっぱなしの行者小屋までの道が意外と距離のある上り基調でめっちゃダルいです。夏に来た時に今度は逆周りにしようと心に決めていましたが結局同じ轍を踏んでしまいました。
テントを撤収して最終バスにギリギリ乗り込み神田駅の牛タンねぎしで麦飯をおかわりしまくって帰りました。