塩見岳〜間ノ岳〜北岳
猛暑の2018年7月、もう高い山に登るしか逃れるすべはありません。そんな訳で2週連続となる南アルプスの3000m級縦走をしてきました。
今回の目的は塩見岳。南アルプスの丁度真ん中くらいにあって、なかなかアクセスの難しい山です。スタート地点を塩見岳側から入るか北岳側からか迷いましたが、帰りのバスの本数が多い北岳(広河原)をゴールにした方が安全だと思い北上ルートにしました。
奮発して毎日あるぺん号の乗合タクシーセットプランを使い鳥倉林道ゲートからスタート。半分眠りながら30分弱舗装路を歩き登山口へ。景色は結構良かったです。
そのまま山道を歩き、気がつくと1時間半ほどで日本一高いと言われる峠、三伏峠に到着していました。日本三大峠(三伏峠・針ノ木峠・雁坂峠)コンプリートです(三伏峠ではなく八ヶ岳の夏沢峠とする説もあるらしい)
少し進むと、兜のような形と言われる塩見岳が見えてきました。
道中は割と平坦な森の中を進みました。
塩見小屋を過ぎると岩場に突入。なかなか険しかったです。パッと見、地蔵尾根からの赤岳(八ヶ岳)に似ているなと思いました。
塩見岳登頂です。後ろには雲に覆われた富士山が見えます。右側の綺麗な三角のシルエットは蝙蝠岳(難読)
山頂を過ぎると塩見岳と仙丈ヶ岳を結ぶ仙塩尾根に突入します。ここから熊の平小屋の直前まで全く人に会いませんでした。アルプスの実線ルートでここまで人がいないのは初めてです。
ルート後半でいくつか岩山を越えていきます。ひとつ先のピークに第一登山者発見。
そんなこんなで熊の平小屋に到着。テント泊600円、缶ジュース400円(もちろんコーラ)計1000円を支払い、農鳥岳のよく見える場所に幕営しました。今回はツエルト2ロングを選択。おそらく21時頃には就寝。
2日目は朝4時前にはスタート。まずは間ノ岳を目指して高度を500mほど上げていきます。
だいたい三峰岳くらいで夜が明けました。東側にドーンと間ノ岳がそびえていますのでご来光は見られませんでした。三峰岳は2999m、劔岳と同じ標高ですね。
そして日本第3位の高峰、間ノ岳に到着です。山頂はなかなかの賑わい。おそらく北岳山荘から来た人たちが多そうな感じでした。
間ノ岳からの富士山。とても綺麗でした。
3000mの天空の稜線。気持ちのよいトレイルです。
最後のピークは日本第2位の北岳。大賑わいでした。記念写真を撮る人の波が一瞬途切れた隙をついて標識を撮影しました。
山頂でサーターアンダギーを食べてから草すべり〜白根御池経由で下山。
灼熱の甲府駅で鳥もつ煮を食べて帰りました。